西日本の豪雨災害
もう何日も前から「今までに経験したことのない雨が降る」とテレビで誰かが言ってました。
気象庁が緊急会見を開いて、この辺が危ないです、みたいな説明をしてるのを見ました。
ワイドショーでは河川が氾濫しそうです!みたいなことをリポーターの方が叫んでました。
道路が陥没した現場もありました。
かなりヤバそうだな、と、全く雨の降ってない東京で対岸の火事のように見ていました。
これだけ注意喚起してるのだから、きっとみんな自主避難して、不幸にも死亡する人は少ないはず、と思ってました。
ところが週が明けてニュースを見ると、100人超亡くなった方がいるって。
多分ほとんどが土砂崩れや洪水に流されて…ということなんでしょう。
すぐ裏に山があるお宅。
すぐ近くに川があるお宅。
どうして逃げられなかったんだろう。
「まだ平気」と思ってたのかな?
避難所まで行くのが大変だったのかな?
でも、「死ぬかもしれない」って思わなかったのかな?
避難所も解放されていたはず。
まさか1時間前からの豪雨で土砂崩れは起きないよね。
何日も豪雨が続いたら、もしかしてやばいかも、って、なんで思わないのかな。
人間ってそんなもんなのかな?
避難所に行こうと言う人が「大げさ」って言われちゃうのかな?
それぞれに事情もあったかもしれないけど、小さい子供や小学生までもが亡くなったというニュースを聞いて、本当にいたたまれない気持ちでいっぱいです。
今回はたくさんの地域で大雨の特別警報というものが発令されていました。
でも私、「特別警報って何それ 」状態でした。
気象予報士が「命を守る行動をしてください」って言ってたけど、命を守るって何よ?って思ってました。
ニュースだからしかたないけど、あまりに冷静に伝えるから「ふーん」程度にしか思えなかったんです。
東日本大震災で津波の恐怖を思い知った日本人は、津波警報が出ると「逃げてください!」とアナウンサーが絶叫し、「津波!逃げろ!」と恐怖心を煽るテロップが出ます。
でも今回はそんな必死さは感じられなかった。
気象庁の会見も、なんか喋ってる人が薄ら笑い浮かべてて…どうにも緊急性が感じられなかったです。
異常事態だということ、もっと伝えてたら…とも思います。
そして、実際に自分が豪雨に見舞われた時。
大雨の中で避難するのも大変だし、家の中の方が安全な気もしちゃうけど、避難所に行く勇気が必要だと思う。
何も無かったら、雨が止んだら帰ればいいじゃん。
ご近所さん同士、声掛けあって避難しようよ。
日本人は「みんながやってるなら…」ってやる人多いから。